9月20-21日の大会まで2週間余りとなり、選手、チーム関係者の皆様もお忙しく過ごされているところと思います。私たち日高モーターサイクリストクラブのメンバーも、日高の会場で皆さんにお会いできる日を心待ちにしています。5月の雪どけの頃から毎週日高に集まり、こつこつと準備を進めてきましたが、今年のコースの準備も細部の仕上げを残すのみとなりました。
1周の距離は約43km、スペシャルテストはエンデューロテスト、クロステストの2ヶ所、タイムチェックはこれまでよりも多く、ひだか高原荘のスタート/ゴールのTCを含めて5ヶ所を設置します(昨年大会まで、タイムチェックは3ヵ所でした)。これは一般道路を含むコースで、充分に技量を試していただけるようにするためで、一般道路や市街地では、余裕を持って走行できるようタイム設定を行い、一方、トレイルやオフロード的な区間では、あらゆる状況・条件での操縦技術が試されるように設定しています。そのため、一部の区間(タイムチェック間)のタイムは、ライダーの技量によってはタイトなものに感じられるはずです。具体的には、町牧(ちょうぼく)と呼ばれるエリアを含む区間がそれにあたります。ただし、全周に渡って切迫したタイム設定をしているわけではなく、市街地、一般道路ではもちろん、全体としては余裕を持って走行できる設定となっています。このあたりを充分にご理解いただき、周辺環境にインパクトの少ない走行をお願いします。
エンデューロテストは「杉原ET」が約6kmで、MXコース、シングルトラック、林道のミックス。クロステストは「スキー場CT」の約4km、スキー場作業道とゲレンデのミックスで、どちらも比較的ハイスピードです。計測にはトランスポンダーを使いませんが、実績のある集計体制でリザルト発行を行います。昨年も同様の体制でリザルト発行を行いましたが、それ以前の大会でトランスポンダーを使用して集計していた際もバックアップとして同じ集計方法を実行していた実績があるものです。ライブリザルトではありませんが、中間でスペシャルテストのタイムを参考として発行する予定です。
各日の周回数は、IA、IB、Nクラスでは4周/3周、W.B.C.CWでは3周/2周を予定しています。これは天候等の条件によって変更される場合もあります。また、IA.IB.NとBクラスのルートは同一で、CとCWクラスで一部迂回ルートが設定されています。
全体として、タイムチェックの数が増えていること以外は、昨年までの競技と大きく変わったところはありません。運営スタッフ一同、大会当日まで気を引き締めて準備を進め、充実した競技で選手をお迎えするよう努力しますので、どうかよろしくお願いします。
日高モーターサイクリストクラブ
春木久史
環境への配慮のお願い
・参加者数が定員の120名を満たしているため、パドックが手狭に感じられると思います。譲り合って必要充分なスペースの使用をお願いします。
・排気音量に注意してください。大会特別規則でもご案内していますが、競技の公平性だけではなく、競技会の存続という観点からも選手のご自身による配慮が望まれます。この機会にサイレンサーの修理、グラスウールの交換などをお願いします。
・一般道路ではくれぐれも静かに走行してください。信号待ちでは、空ぶかしを遠慮してください。信号が赤になったらエンジンを一度切っていただいてもいいと思います。
・トレイルから舗装に出た時は、しばらく路肩に近いところを走っていただけると、舗装路の泥汚れが軽減されます。
・一部、牧場を走る区間があります。なるべく牧草を傷めないように、路面を掘らないスロットルワークをしていただけると、牧場のオーナーも、馬も、HTDE主催者もヨロコビます。
・規則によって洗車機の使用は、2日目の競技終了後、決められた場所でのみと限定されています。洗車が目的ではなくても、パドックやしその周辺で洗車機やそれに類するものを使用することは禁止いたします。
・日高町には、ガソリンスタンド、コンビニ等商店、食堂などいろいろあります。お買いものはぜひ開催地で!