HTDE2016 ルート、スペシャルテスト概説
1周約62kmのルートに、2つのエンデューロテストが配置されています。IA・IBクラスは初日3周、2日目2周(2周目は短縮ループ)、N・W~Cクラスは初日2周、2日目は1周となっています。周回数を見るとボリュームが少なく感じると思いますが、変更、修復がされているとはいえ、ルートは荒れていて全体としてかなりタフです。設定タイムは当日発表しますが、初日の走行時間はIA・IBクラスで8時間近く、N・W~Cクラスでも5~6時間となり、タイムオーバーとなる+60分を視野に入れると、選手も運営側も、秋の早い日没との戦いになります。2日目は1周という設定のN・W~Cクラスですが、走行時間は3時間前後となり、その中に3度の長いスペシャルテスト、そしてファイナルクロスと続き、決して簡単な競技にはなっていません。IA・IBクラスでは2日目もスペシャルテストが5回計測されます。
ルートは長く、万一、マシントラブルなどで競技車両が動かせなくなった場合、回収するにも大変な労力と時間を要します。当然のことですが、エンデューロに必要な工具やスペアパーツ、飲料水、携行食などを必ず身に着けて走行することを強くおすすめします。
HTDE2016 ROUTE MAP ルート図
HTDE2016 TC & SPECIAL TEST タイムチェックとスペシャルテスト
TCのタイム設定
前日、金曜日に発表となります。
スペシャルテスト
ルートが長い分だけ周回数が少なく、それに従ってスペシャルテストの回数も少なくなりますが、その中で、できるだけ多くテストをこなすために、各日の1周目の最初にスキー場ETを走り、周の最後にもスキー場ETを走るように設定しています。初めて走るスペシャルテストは下見として計測しないのが通例となっていますので、これを差し引いて、IA・IBでは初日5回の計測、2日目も5回の計測となっています。N・W~Cクラスでは、両日とも計測は3回です。
スキー場エンデューロテストは、できるだけテクニカルになるように、下部、中段、上部のゲレンデにクロステスト風にコーナーの多い設定をしているほか、林間を混ぜ、また下りの部分は台風災害で荒れた路面を活用していて、全体としてはクロステストとエンデューロテストをミックスしたような内容です。所要時間は試走段階のコンディションでは、トップクラスのライダーで10分強と予想しています。
西山エンデューロテストは、前半が林道~作業道様の道で、後半は川原のシングルトラック、フィニッシュ近くはタイトコーナーの多い常設コースです。前半の林道~作業道のような区間も台風の影響等で損壊しているところが多いのが現状です。が、本来の林道の使用目的である営林事業のために、大会前に損壊箇所の修復工事が行われる可能性があり、それによってコンディションが大きく変化します。
どちらのテストも、しっかりと下見をして臨んでください。
補給できるタイムチェック
補給ができるのは、クリーンセンターTCというタイムチェックと、スタート会場の高原荘TCです。
タイムカードについて
タイムカードには耐水性の紙を使用していますが、泥などでひどく汚れた場合、記入が難しくなったり、文字の判別がしにくくなることがあります。そのため、高原荘TCでは、充分な数の予備のタイムカードを用意し、汚れがひどい場合に新しいものに交換する対応をします。(その場合に記入されるのは、新しくカードを発行したタイムチェックの通過時刻です)。また、お願いなのですが、汚れを防ぐために、できるだけ、市販されているタイムカードホルダーようなものをご利用いただけると助かります。ハンドルバーなどに輪ゴムやチューブを輪切りにしたものをつけて利用している選手がいることも承知していますが、雨や深い水たまりなどの走行(よくあります)ではすぐにカードが汚れてしまいます。どうかご協力いただけますようお願いします。
テストトラック
試走のためのテストトラックは、16日金曜日の10~15時まで、コースマップ中の「パリティ」という場所に設置します。
テストトラック以外のでのテスト走行の禁止
テストトラック以外での試運転は、絶対にしないでください。特に、高原荘向かいと、キャンプ場に隣接した沙流川河川敷、堤防の砂利道などで往復して試運転しているような行為は、大会の存続にもかかわります。開催当日は連休で、キャンプ場にも多くの家族連れが集まっています。日高町では、エンデューロとエンデューロの選手は良く知られた存在です。バイクを見かけたら、それはモトクロスではなく、エンデューロなのです。エンデューロがいつまでも歓迎される存在であるためにご協力をお願いします。
お買いものは日高町で!
コンビニ、スーパー、ガソリンスタンドなどがあります。できれば!!
ゴミは必ず持ち帰ってください
2日間の競技では、食事の残りや容器など、各チーム多量のゴミが出ることを承知しています。ほとんどの選手、チームは、ごご自身でゴミを持ち帰っていただいておりますが、ほんの一部の方と思いますが、会場、ひだか高原荘にゴミを置いてお帰りになります。そうしたゴミは、毎年、大会の翌日、翌々日に、日高MCのメンバーと、後片付けに居残っていただく有志の方々とて分別作業をし、処分場に持ち込んでいて、少なくない負担になっているのが実状です。できれば、ゴミはご自身の責でお持ち帰りいただけますようお願いします。